私が派遣社員として働きながら、実際に産休手当と育休手当を取得した時のことを記事にしています。
これから妊娠を望む人の1つの働き方として参考になれば嬉しいな♪
私は34歳で結婚し、35歳で妊娠出産を経験しました。
結婚することが具体的に決まりだした時は、まだ正社員として働いていました。
結婚したら子供がすぐにでも欲しかったので、仕事についてすごく悩みました。
私は子供を産んでもできれば働きたいと思っていました。
ですが、体力的にも精神的にもしんどかったので、今の仕事は辞めようかな、と考えていました。
しかし、金銭的に余裕がある訳ではなかったので、せっかくの正社員を辞めてしまうのも、惜しく感じていました。
今の仕事を続けるか、転職を考えるか、とても悩みました。
そこで私は気付きました。
妊娠してから仕事のことを考えているのでは遅すぎると。
結果、私は正社員を辞めて、派遣社員として働くことを選びました。
派遣社員をおすすめする理由
もともと、正社員で働く前に、派遣社員として長く働いていた経験がありました。
派遣社員の良いところは、実際に働く会社が変わっても、派遣会社との雇用契約が継続されているところです。
正社員の場合は、転職するとまた1からその会社と雇用契約を結ぶことになります。
派遣社員の場合は退職ではないので、派遣元(登録する派遣会社)に雇用されている状態を保てます。
だから、子供を産む前と産んだ後で実際に働く会社が変わっても、育休手当を受け取ることができます。
世間的には産休に入るのですが、実際には仕事を退職する感覚なのです。
有給休暇の権利も継続されます
産休育休で同じ職場を長期間休むより、契約終了で一旦退職する方が私は気持ちが楽でした。
実際、変な気を使わずに産休育休が取得できました。
それに、次の職場を探すとなると、気力もいるし、時間もかかります。
就職活動ってすごく大変です。
派遣会社に登録していれば、コーディネーターさんと一緒に次の職場を探すことができます。
それも心強いです。
そして、仕事内容以外の、ちょっと聞きにくい希望も相談しやすいです。
例えば、残業の有無、職場の雰囲気、お休みの取りやすさなどです。
表向きは可能となっていたり、良好な雰囲気を謳っていても、実際働いてみないと分からないことが多いと感じていました。
そういう相談もしやすかったです。
もし働き始めて、何か違うな・・・と思っても、契約更新をせず、別の職場を探すこともできます。
辞めるの時の気が楽です。
妊娠を本気で考え出して、派遣社員で働くという選択をしてよかったです。
働く前も働いてからも、ストレスが圧倒的に少ないと感じています。
派遣社員で働くメリット
- 仕事をはじめやすい。
- 3ヵ月更新などが多いので、継続の意思がなければ仕事を辞めやすい。
- コーディネーターさんが相談にのってくれるので、心強い。
- 条件を満たせば働き先が変わっても、雇用契約は継続されているので育休手当の対象になる。
派遣社員で働くデメリット
派遣社員のメリットばかりをお伝えしていますが、もちろんデメリットもあります。
私が感じるデメリットをお伝えしていきます。
まず、ずっとここで働きたいと思っても、契約期間が終了すれば続けることができません。
実際、とても良い職場、部署だったので、育休明けも働き続けたかったですが、叶いませんでした。
しかし、次の職場もとても良い環境に恵まれたので、良かったです。
そして、会社の都合で更新してもらえない可能性があります。
私はまだ経験はありませんが、会社の業績や人事の関係で、やはり派遣社員は更新できない場合があります。
そうなっても、次の職場を探してもらえますが、やはり不安はうまれます。
それから、お仕事開始のタイミングによって、働きたい会社や職種に入れないこともあります。
これは私の経験ですが、私が仕事復帰をするタイミングでピッタリな案件があがってくる見込みがあるということでお話をいただいていました。
しかし、その年は募集をされなかったようです。
お話は白紙に戻ってまた別の仕事を探してもらうことになりました。
以上のように、不安定さのデメリットもあります。
派遣会社の選び方
もしあなたが、派遣社員として働くのもいいかも、と思ったら。
どこの派遣会社を選ぶのがよいでしょうか。
派遣会社もいろんなところがありますが、私はテンプスタッフを選びました。
テンプスタッフを選んだ理由は、以前働いていたことがあったからです。
一番最初は、友達が働いていて、名前を聞いたことがあったから選びました。
再度派遣社員として働こうと思った時に、他の派遣会社を色々考えるのが正直面倒でした。
それに、以前働いていてサポートが丁寧で手厚かったし、福利厚生もしっかりしていたので、他を検討する必要もないな、とも思いました。
派遣会社を選ぶ時に気を付けてほしいことは、福利厚生がしっかりしているかどうか。
登録する際に、事前に育休手当のことなど確認するのもおすすめです。
そこでしっかり対応してくれるかどうかで、信頼度も変わってくると思います。
産休手当と育休手当の違いは?
ご存じの方も多いと思いますが、産休手当と育休手当について、ここでおさらいをしておきたいと思います。
実際私が取得した例をもとに、ざっくりと説明していきます。
出産手当金(産休手当)
社会保険に加入していれば受け取れます。
でどころは健康保険組合です。
仕事を辞めても条件を満たせば受け取ることができます。
出産前の約1.5カ月分+出産後の約2カ月分が出産後に受け取れます。
受け取れる額は、1カ月あたりだいたい給料の7割くらいです。
給料(総支給額)20万の場合は月13万くらいです
社会保険料や雇用保険料も免除されるので、手取りで考えると私は割と多く感じました。
すぐには受け取れません。
出産後2.3カ月後に一気に振り込まれます。
私の場合総額34万くらいが一気に振り込まれました
育児休業給付金(育休手当)
同じ会社で1年以上雇用保険をかけていれば受け取れます。
会社に支払ってもらうものではなく、職業安定所とのやりとりになります。
仕事を辞めたり、今後同じ会社で働く意思がなければ受け取れません。
産休が終了した翌日から(生後3ヵ月頃から)子供が1歳になるまでの間受け取ることができます。
受け取れる額は1カ月あたり給料の約6割(最初は約7割、途中から約5割)です。
産休手当と同じく、社会保険料や雇用保険料が免除されます。
2カ月に1回振り込まれます。
私の場合、最初は月14万くらい、途中から月10万くらいになりました
産休手当は仕事を辞めても辞めなくても受け取れます。
でも、育休手当は仕事を辞めてしまったらもらえません。
実際の産休・育休に至るまでの仕事スケジュール
私の場合、こんな感じでした。
約2年間の年表です。
2018 9月退職することをA社(正社員)に伝える。
12月A社を退職。
2019 1月派遣会社に連絡し、B社の面接&採用決定。
2月B社で仕事開始。
3月B社の仕事契約終了。
4月C社の面接&採用決定、仕事開始。
6月C社の契約終了、同時に引越し。新しい地でD社の面接&採用決定。仕事開始。
12月妊娠発覚、上司に報告。
2020 6月D社の仕事契約終了。産休開始。
7月出産
9月産休終了。育休開始。
10月産休手当が振り込まれる。
12月育休手当が振り込まれる。(1回目)
私は、妊活と同時に、引越しも重なっていました。
いつ引越すかが曖昧だったため、最初は短期間のお仕事を希望していました。
そのため、この期間に3回も職場が変わっています。
それでも、ちゃんと育休手当を受け取ることができました。
私の雇用契約は2019.2月からスタートしていて、育休開始時点で1年8カ月経っていることになります。
育休開始の時点で、雇用契約が1年以上経過していれば受け取る権利があるので、十分いけました。
テンプスタッフの場合、お仕事契約終了から1カ月以内に次の仕事が決まれば、雇用契約は継続されます
まとめ
私のように、1年間に働く場所が3回以上変わっていても、派遣という働き方であれば育休手当を取得することができます。
現状に不安を感じている人は、一度派遣会社に登録や相談だけでもしておいて損はないと思います。
選択肢はたくさんあったほうが良いです。
今まで十分頑張って働いてきたのに、土壇場で取得できない結果になるのはもったいないです。
もらえるものはもらっておいた方がいいです。
私は派遣社員で働くという選択をして、変な気を遣わずに済んだので本当によかったなと感じています。
これを読んでくださっている方が、少しでもストレスフリーな状態で子供のいる未来を考えられますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ありがとう。またきてね♪