出産体験談!破水,陣痛促進剤,35歳初産の記録。

私が経験した出産体験です。

反省を交えながら、振り返っていきます。

この記事は1人目の女の子を出産した時のことを書いているよ!

参考になれば嬉しいな♪

予定日10日前に突然の破水

出産予定日までまだ10日もあるし、毎日ドキドキしていたけれど正直まだだろうと余裕で過ごしていました。

私は里帰り出産を選んだので、実家にいました。

お昼ご飯をを食べたあと、眠くなってきたので、2階の部屋で昼寝をしました。

16時頃に目が覚めたと同時に、お股からジュワッと何か出た感覚がしました。

おりものが多めに出たのかなぁって感じでした。

ゆっくり起き上がって、トイレ行って確認。

下着を下ろそうと、かかんだ体制になると、

ジャーって大量の生ぬるい水が出ました。

これはもしかして、破水ってやつか⁉

しばらく固まってしまったけれど、すぐトイレから出ました。

そのへんにあったバスタオルを巻いて、1階にいる母に報告しに行きました。

その時は破水というものもよく分かっていなかったので、半信半疑でした。

母に、それは絶対破水や!と言われ、すぐさま産院に電話しました。

入院グッズ持って、今すぐきてくださいと言われました。

不思議とあまり実感がなくて、頭の中は真っ白な状態でした。

お恥ずかしながら、入院グッズをまだある程度しか用意できていなかったので、

そこから頭フル回転させて、思いつくもの全部カバンに詰め込みました。

カバンの中身準備中も、破水して、巻いてたバスタオルがビチャビチャになりました。

急に破水すると、本当に慌てます。

もっと早く準備しておけばよかった!

みんなは気を付けてね。

産院には車で15分ほどで到着。

母とバイバイして、産院に入りました。

内診をする前にもう一度トイレに行くと、また破水しました。

助産師さんに経緯を報告して、念のため破水かどうかのチェックをしてもらいました。

確か、何か簡易的にチェックするキットがあって、青くなったら破水で確定、と言われたと思います。

ばっちり青色でした

そして、噂に聞いていた内診グリグリ。

その時初めて受けました。

確かに痛かったけど、全然我慢できるレベルでした。

グリグリの結果、子宮口はまだ全然開いてないとのことでした。

翌日まで待って陣痛がはじまらなかったら、陣痛促進剤をすることになりました。

破水すると、子宮から細菌が入ってきて、赤ちゃんも私にも危険だから、細菌に対する点滴を8時間ごとに投与していくとのことでした。

18時頃に点滴を開始して、30分位で入れ終わりました。

18時半頃シャワーをしました。

19時半頃、その日は産院の夕食準備に間に合わなかったので、母にお弁当を届けてもらい食べました。

21時頃、部屋で赤ちゃんの心拍を聴いて、元気だし問題ないとのことでひと安心。

22時頃、寝ようとするけど、お腹が痛くなってきたのと緊張とでなかなか眠れませんでした。

この時、陣痛はじまったかな!と思ってましたが、

今考えるとこの時の痛みは陣痛と比べたら0.1%未満の痛さでした。

本陣痛が始まると、動けないし喋れないし。

痛いーて言えるくらいのレベルはまだまだだということを知ったよ!

子宮口8㎝までの道のり

日をまたいで0時頃、お腹がやっぱり痛くてなかなか眠れず。

見回りにきてくださった助産師さんに痛いことを告げたら、赤ちゃんの心音を確認してくれました。

でも、まだまだみたいで、あったかい湯たんぽを持ってきてくれて、私を精神的に落ち着かせてくれました。

とっても私の気持ちに寄り添ってくれて、安心しました。

2時頃、ウトウトしては、痛みで起きて、を繰り返しました。

見回りの助産師さんが、2回目の点滴をしてくれました。

3時半の時計を見た記憶はあるけど、そこからは眠れたみたいで記憶がありません。

6時頃、外が明るいのに気付いて起きました。

7時頃、赤ちゃんの心音を聴いて採血しました。

7時半頃、内診してもらいました。

陣痛はじまってなかったけど、昨日より赤ちゃんは下がってきていて、子宮口も1.2cm開いてきてました。

少しは進んだみたいです。

8時頃、主人とスピーカー電話にしながら、一緒にお医者さんの説明を受けました。

陣痛促進剤を使用すること。

予想としては、今日の午後から陣痛きて、夕方から夜には産まれてるかなとのこと。

もしかしたら明日にまたがるかもしれないとのこと。

すごく丁寧に説明してもらって、安心しました。

その後、すぐに朝ご飯を食べました。

陣痛中は気持ち悪くて吐いたりする可能性があるから、半分くらいにしておいてねと言われました。

すごくお腹がすいていたので完食したかったけれど、6割くらいに頑張っておさえました。

9時頃、いよいよ点滴がスタートしました。

ごく少量からスタートすると言われていたのもあって、まだ気持ちにゆとりがありました。

スマホ触る余裕もありました。

9時45分頃、点滴の量を追加。

私の場合、効き目が割と早かったみたいで、このあたりから痛みのレベルが変わってきました。

5分間隔くらいに陣痛きて、今までとはまったく違う痛みを感じました。

陣痛促進剤とは別に、細菌の点滴もしました。

腕が針だらけで、すごく病人になった気分になりました。

11時頃、この頃から記憶が曖昧です。

陣痛促進剤の点滴を追加してもらって、痛みもさらに加速していきました。

痛みの波がくるたび、必死に赤ちゃんに酸素を送るように集中しました。

私のイメージは、草原に蝶々がフワフワ飛んでいて、穏やかな日差しが降り注いでいる映像でした。

痛みがくるたび、この光景を頭に思い浮かべて、とにかく体の力を抜いてリラックスすることに集中しました。

このくらいからすごくお股がジンジンしました。

おそらく子宮口がひらく感覚なのかな?

ここで下半身に力を入れてしまうと筋肉が緩まらず、陣痛が長引くと言われたので、ひたすら身体を脱力させるようにしました。

12時頃、お昼ご飯用意するかどうか聞かれ、迷わず食べますと答えたものの、食事が運ばれてきた頃には痛みの感覚が3分くらいになっていたのもあってなかなか手を付けられませんでした。

ずっと寝転んでいたので、痛みと痛みの隙間で必死に座る体制を整えました。

痛みがひいた時に1口食べるけど、すぐ痛みがきて気持ち悪くなり、また痛みがひいたらお腹すいてる感覚がきて食べて、また痛みがきて気持ち悪くなって、を何度か繰り返しました。

食い意地のはっている私もさすがに痛みと気持ち悪さに負けてしまい、ほとんど残しました。

とても極端な感覚を味わいました。

13時頃、今までは痛みの波がきても声を出さずに草原のイメージで乗り切れていたのに、どうしても声が出てしまう痛みに襲われるようになりました。

ここからが本当の地獄のはじまりです。

今までイメージできていた蝶々はどこかに消えてしまって、脱力もできず、今まで出たことのない腹の底からのうめき声が出ました。

あぁ、私って動物なんやって思い出した感じ。本能の声な感じ。

自分の意志では止めることができないうめき声。

本当に辛くて、痛いというレベルではない痛みで、助産師さんに弱音をはきまくりました。

あんなに意気込んで、気持ちを強く持っていたはずなのに、

もう嫌、早く終わりたい、もうやめたいと言ってしまったことを覚えています。

しばらくその時間を経験し、今度はさらに新しい感覚が押し寄せてきました。

今までイキまずにいられたのに、勝手に下半身に力が入ってしまって、イキまずにはいられませんでした。

できるだけ力入れないでねと言われていたので、もう頭の中がパニックになってしまいました。

赤ちゃんを苦しませてしまっているかもという気持ちですごく不安になりました。

ちょくちょく見回りにきてくれていた助産師さんに、

自然にイキみたくなってきたら、イキんでいいよと言ってもらえて、とても安心しました。

私の状況をみて、子宮口を確認してくれました。

7,8㎝にひらいてきていました。

初産にしてはここまで進むのが私の場合早かったみたいです。

この時間が他の人はもっと長いのかと思うとゾッとする。

やっと分娩台に入る許可が出て、その前にトイレに行くことを提案されました。

というか、強制的に行かされました。

出すもの出しておかないといけないらしいです。

今までずっとベッドにいたのに、ここから自力で歩いてトイレに行くのが、人生で経験してきた中で一番の地獄時間でした。

体感的には30分くらいかかっていました。

いざ本番!きばりまくった出産!

恐らく14時頃、分娩台にやっと到着しました。

部屋から分娩台まで、距離としては5mくらいですが、永遠のように長い距離でした。

もうここからはイキんでいいよと言われて、痛いし辛いけど、イキめるようになって少しだけ気持ちが楽になりました。

もうすぐですか?と聞いてしまって、まだ最低1時間はかかるよと言われて絶望を感じました。

ここからは、イキむというより、きばる感じ。

うなりながらきばってたら、声出さなくてもいいよと言われました。

そこからは陣痛の波がきたら、でっかいう●こをきばる感覚。

お尻をベッドにつけたまま、浮かせないで、顔はおへそをみる。

何度も何度もきばる。

きばりまくる。

めちゃくちゃ溜まっているのに全然出てこない感じ。

体力がどんどん奪われていくのが分かりました。

汗が止まらない。

持参していたお茶やウィダーインゼリー飲ませてもらいながらきばる。

助産師さんたちに、きばるたびに、うまい!上手!少しずつやけど確実に赤ちゃん下りてきてるよ!と褒めまくってもらいました。

しんどすぎて、辛すぎて、褒められて乗り越えられたといっても過言ではないかもしれません。

何回かう●こが出た気がして、出てしまいましたかって確認してしまいました。

出てなかったみたいです。よかった。

何回きばったか、どのくらい時間が経っているのか、もう全然検討もつかなくなった頃、尿出しておくねと管を繋がれました。

チクッとしたけど、そんな痛みは蚊に刺されたくらいちっぽけに感じました。

管を繋がれている間も陣痛がきてひたすらきばり続けました。

その後すぐ、髪の毛みえてきたよ!と教えてくれました。

ゴールが見えてきて、めちゃくちゃやる気が湧いてきました。

いよいよ赤ちゃんが骨盤あたりに下がってきた時、なんかはさまった!という別の痛みがきました。

ガッチリ下半身の骨にピタッとくっついた感覚。

これがまさに鼻からスイカの感覚だと思いました。

でも、私としてはこの痛みは耐えられるレベルの痛みでした。

経験したことある痛みの最上級て感じでした。

ぴったりはさまっている状態で、赤ちゃんが行ったり来たりするから、なかなか出てきてくれません。

早く出てきてくれーとしか考えられませんでした。

陣痛がおさまっても、はさまってる痛みが続くからずーっと痛い時間が続きました。

お股が破れる、じわじわゆっくり破れていくと本気で感じました。

実際会陰裂けてしまっていました。

きっとこのタイミングで間違いないと思います。

そうこうしているうちに、もうあと何回かで産まれるよーと言われました。

動画を撮ってもらう予定だったので、スマホを渡して暗証番号を伝えました。

喋るの辛かったので、メモしておきべきでした。

先生呼んできてーなど、まわりがバタバタしはじめました。

この時やっと、本当にもう産まれるんだなーと実感しました。

何度かきばっていると、突然、もう力抜いていいよー、産まれるよー、下見ててーと言われました。

え、もう終わっていいの?と思いながら下見たら、赤ちゃんの声が聞こえるのと同時にお股からジュルンッてやっとでっかすぎるう●こが出た感じがしました。

15時半頃、赤ちゃん誕生です!

元気よく泣いてくれて、我が胸に抱っこした時は、それはもう感無量。

やりきった達成感と、やっと赤ちゃんに会えた喜びと、共に苦しんで無事に産まれてきてくれた感謝の気持ちで、胸がいっぱいになりました。

私がはじめて赤ちゃんに話しかけた言葉は、はじめまして、です。

1人目を出産して感じたこと

1人目の出産だから、予定日を過ぎる人が多いし、私もそうかもなと油断していました。

勝手な思い込みです。

出産は本当に何が起こるか分からないから、予定日の1カ月前には準備バッチリにしておいた方が良いと思いました。

散々言われていたのに、お恥ずかしい限りです。

私の場合、出産でどのタイミングが1番辛かったかと聞かれると、子宮口が8㎝ひらくまでのうめき声をあげていた時間です。

あの痛みは、経験したことのない、身体が壊れるような感覚でした。

出産時は余裕がなさすぎて、聞きたいのに喋れませんでした。

それでも、助産師さんが状況を細かく教えてくれたり、褒めてくれて、すごく心が救われました。

バースプランにもし書けるなら、書いた方がいいと思います。

出産は、本当に十人十色で、同じようにはいかないけれど、きっと似たような出産をされる方もいらっしゃると思います。

私の経験した出産が少しでも役に立てれば嬉しいです。

これから出産される方、ファイトー!!!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ありがとう♪またきてね♪

出産が、育児のはじまり。

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