この記事は、我が娘が4歳になりたての頃に悩んでいたことを書いているよ。参考になれば嬉しいな♪
離れていると寂しい。
一緒にいるとうっとおしくなる。
できるだけ怒らないようにしたいのに、毎日怒ってしまう。
夜、子供が寝た後、寝顔を見ながら、今日も怒ってしまったと反省の日々。
そんな経験、あなたにもありませんか?
様々な情報を読み散らかして、試行錯誤しながら色々と試してみる。
肯定的な声かけをしていこう、こういう時はこうすると良いよ。
分かってる。頭では分かってる。
できることならしたい。
私だって優しくて、穏やかなお母さんになりたいよ。
でも、理想と現実は違う。
うまくいかなくて、私はなんて愚かな母親なんだと自己嫌悪してしまう。
そんな毎日でした。
この記事では、私自身が色々と試してみたことをまとめてみました。
子供もお母さんも十人十色。
こんな親子もいるんだな、ふーん、と思いながら読んでもらえるとありがたいです。
子育てに正解なんてない。
こうあるべき、と枠にあてはめないで、何かのヒントになれば嬉しいな♪
子供と向き合う前に、自分と向き合った
どうして私はいつもこんなに子供を怒ってしまうんだろうと、まずは自分を見つめなおしました。
それで、気付いたことがありました。
子供の行動や、子供の言動に、いちいち反応して、イライラしていました。
なぜそんなに怒らせるようなことをしてくるんだろう。
特に、私に対してのわがままや、当たりがすごい。
まるで、怒ってほしいかのような態度や言動を繰り返す。
きっと子供だって、怒らせようとしているわけではないはずです。
私にもっとかまってほしいんだろうな。
甘えていたいんだろうな。
怒られてでも、相手してほしいんだろうな。
子供の奥底にあるのは、それなのかな。
そう考えるようになりました。
保育園では、しっかりしていますよとよく言われているのに。
この子は、やればできる子なんだ。可能性に満ちているんだ。
我が子を信じるところからはじめました。
今はできなくても、いつかできるようになる、と信じる。
私の気持ちはちゃんと伝わっている、と信じる。
今はできなくても、そう感じられなくても、長い目でみる。
できなくても、なるべく見守ることを決めました。
できないことばかりに目をやってしまっていたと気付きました。
できていることを、みる。
小さいことでも、認めて褒める。
そのことを意識して、過ごしてみることにしました。
行動が伴わない時も多いけど、意識するだけでも変わる。訓練、訓練。
怒ってもいい、と自分を許した
お母さんだからって、大人だからって、怒ってもいいじゃないか。
我慢しないといけないなんて、誰が決めた?
大人だって、感情的になってもいいじゃないか。
余裕がなくて、感情が爆発してしまうことだって、ある。
そりゃ、あんなことやこんなことされたら、例え相手が4歳であってもイライラする。
怒ってはだめ、という頭にこびりついた考えを、捨てました。
それと同時に、まだ4年しか生きていない子供は、わがまま言っていいじゃないか。
言うこときけなくても、いいじゃないか。
大人の私だって、こんなんなんだから。
そう思うようにしました。
自分の息抜きの時間を確保する努力をした
次に、どんな時にイライラして怒ってしまうことが多いか考えてみました。
イライラしてしまいやすいのは、自分に余裕がない時でした。
時間に余裕のある時や、やりたいことがある程度できている時は、子供が多少わがままでもそんなにイライラしていないことに気付きました。
現実問題、仕事をしていたり、生活があるので、やるべきことはたくさんです。
時間に追われて余裕をつくることは難しい時も多いです。
それでも、なんとか努力して息抜きをすることは必要だと強く思いました。
どうしたら自分の機嫌がとれるのか考えました。
私の息抜きとは、子供と離れた時間を過ごすこと。
1人で過ごす時間であったり、子供のいない空間で友人と過ごすことであること。
それをすることに罪悪感を持つのをやめました。
やりたいと思ったことを明確にして、実行する。
まわりに頼ることにも、申し訳ないと思うことをやめました。
自分も子供も守るためには、お母さんはこうあるべき、という謎のプライドを捨てる勇気が必要でした。
とことん頼れるものには頼ろう、と思うようになりました。
まずは、自分を整える。
それから、子供のことを考えるようにしました。
あれもこれもと欲張らずに、してほしくないことを厳選した
どうしても守ってほしいこと以外は、まぁいっか、と、許すことにしました。
なんでもかんでも、やることなすこと怒らないように努めました。
自分の中で怒りポイントを整理して、軸をしっかり固めた感じです。
子供にどうしても守ってほしいこと以外は、そのうちできるようになると、信じて見守る。
ごはんの時間を例にあげてみます。
ご飯を作ってもらったり、命をいただくことに感謝する子になってほしい。
そのためには、できる限り残してほしくないから、自分の分はちゃんと完食してほしい。
今までなら、食事の時間に立ち上がり、遊びだしたり走りまわると、怒っていました。
それを、座って食べようねと注意する程度で、できなくてもスルーするようにしました。
おやつが食べたいと言ったら、ごはんを先に全部食べてからじゃないとダメと、怒っていました。
それを、自分の分をちゃんと食べられるなら、いいよと許しました。
ご飯の上にグミをのせて食べたこともありましたが、私はそれもよしとしました。
ぐちゃぐちゃに混ぜたり、手で食べたりしだすと、ちゃんとお箸やフォークを使って食べてと怒っていました。
それを、全部食べるならよしとしました。
自分のお皿にまだおかずがあるのに、人のお皿のおかずを勝手に食べたりすると、怒っていました。
それも、交換こね、と許すようにしました。
しかし、ご飯を投げたり、わざと落としたりした時は、しっかり怒りました。
そして、どんなにお行儀が悪くても、完食できたことを、過剰に褒めるようにしました。
調子にのっている時の例をあげてみます。
テンションが上がると、我が娘は噛みついたり、叩いたり、物を投げたり、タックルしたり、奇声をあげたりとかなり激しい状態になります。
その中で私が一番やめてほしいのが、噛みつきです。
唾液がついたり、傷口から細菌が入ってしまったり。
お友達などを強く傷つけてしまう可能性が高いと思うからです。
まずは噛みつきから。それができたら他の内容にしていこうと思っています。
もちろん、本当に強く叩いたり危ないものを投げたり等した時は全力で怒ります。
自分も同じテンションで怒ったり、ヒートアップしないように努めて、冷静に落ち着いて注意するようにしています。
何度も繰り返ししてくる時は、
別の話をして気分を変えるように促したり、私自身がトイレに行くなど物理的に距離をとるようにしてみています。
怒ったあとの切り替えを早くするよう意識した
怒る回数は減っても、それでもやっぱり怒る時は怒ってしまいます。
怒ったら怒りっぱなし、ではなく、怒ってしまったあとの対応も、しっかりしていくように気を付けました。
お互いに落ち着いてから、できるだけ早くちゃんと怒った理由を話して、私がどんな気持ちになったかを伝えるようにしました。
そして、大きな声で怒ってごめんねと謝るようにしました。
それから、お互いに、ごめんねをしあう、ということを心掛けました。
できたことを過剰に褒めて、ありがとうを連発した
約束を守れた、お願いしたことをしてくれた、やめてと言ったことをやめられた。
細かいこと、小さいことにその都度反応して、~してくれてありがとうと、言うようにしました。
例えば外出時、おやつかおもちゃかどっちか選んで1つだけね、という約束をして守れた時、
約束を守ってくれてありがとう。お母さんとても嬉しい。
例えば、水遊び中、使っていない時にお水を出しっぱなしにしていたら、使わない時はお水は大切だから止めてねと言ってすぐ止められた時、
お母さんのいうことを聴いてくれてありがとう。お母さんとても嬉しい。など。
その都度、その都度、こまめに言うようにしました。
比べない、を徹底的に意識する
ふと気が付くと無意識に、他の子と比べてしまうクセがついていました。
特に、同年代の子供と集まった時に、そのクセが発動します。
まわりの子がとても良い子に感じることが多かったです。
特に食事のマナーに関して思うことが多かったです。
お友達は食べ終わるまで座っていられているのに、我が子はすぐに立ち上がり走りまわる。
お友達はしっかり食べるのに、我が子はこれ嫌い、これ嫌を連発し、平気で残しておやつが食べたいと駄々をこねる。
お友達はお箸やフォークを使ってお行儀よく食べているのに、我が子は手掴み、汚れた手で色んなところを触ろうとする。
なんで私の子供はできないんだろうと、悲しくなるし、ちゃんとできないことが恥ずかしくなってしまって、子供を怒ってしまうことがよくありました。
意識はしていなかったけれど、どこかで、もう4歳なんだから、これぐらいはできてほしいという思い込みがあることに気付きました。
我が子は我が子。
よその子はよそ子。
理解できるようになるまで根気よく伝えていくしかない。
いつかできるようになる、と子供を信じて、おおらかに見守る。
忍耐力の訓練です。
育児に正解なんてないし、その子の特徴と、お母さんの特徴と、相性だってあるし、だから、まわりと比べない、を意識する。
あまりかまわないようにした
悪いことをした時に、ついついすぐに、あかんで!やめて!など、反応してしまっていました。
ある程度放置しておける悪いことなら、気づかないふりをしてスルーするように心がけました。
そもそも、悪いことだという感覚は、大人目線であって、子供はただ遊びの一貫としてしているだけだな、とも思いました。
例えば、電気を付けたり、消したりする。
ドアをあけたり、しめたりする。
水を極端に出したり、止めたりする。
子供は、私の反応をみて、楽しんでいるように思えました。
そのうち飽きるだろうと頑張って耐えました。
あまりにも辞めなかったり、他人に迷惑がかかる時は怒っていました。
まとめ
子供のことを考える前に、まず自分のあり方を考える。
なぜ怒ってしまうのか、その原因と向き合って、どうしたら少しでも取り除けるかを考える。
小さなことから、声かけや対応をかえてみる。
できたら、こまめに褒める。
効果がありそうなら続ける。
効果がなさそうならやめて、新しく考えなおす。
それでもやっぱり怒ってしまって、できなかったら、とことん落ち込む。
なるべく早く子供とごめんねをしあう。
落ち込むだけ落ち込んだら、疲れのせいにして、そんな日もあるさと開き直って自分を労う。
自分を許す。
自分の機嫌をとる努力をする。
何があっても、子供のことを信じる。
少し前までよく子供にこう言われていました。
お母さん、すぐ怒らんといて!
怒ってばっかり!
大きな声出さんといてよ!
一時期頻繁に言われていた言葉をそう言えば耳にしなくなりました。
少しずつですが子供も変わってきてくれているのかな。
子育てに悩みはつきません。
そのうち気づいたら、そういえばしなくなったな、と思う日が来ると思います。
完全に解決しないまま、いつのまにか悩んでいたことをしなくなって、また別の悩みが出てきて、気付いたらまた悩んでいる。
きっとそれの連続ですね。
子育て、共に悩みながら適度にがんばっていきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
どうかあなたの心が、少しでも軽くなりますように。